毎年思うこと
2020.03.11
先日パソコンの買い換えでデータを整理していたら2011年の春に東北で撮らせて貰った写真が出てきました。
写真を撮ったときはまだ震災からふた月も経っていなかった頃です。
この場所のようにまだまだ漂流物の撤去もままならないような場所がたくさんありました。それにも関わらずこの前向きで少しお茶目な一言に衝撃と感動を覚えたのが今でも忘れられません。
いつも辛い時などはこのNEVER GIVE APPLEの力強い一言に背中を押してもらっていたように思います。
当時はまだ自分の携帯はガラケーで、改めて見ると画質もだいぶ低く、月日の流れを感じざるを得ませんが、その月日をずっと戦っている方たちがいると思うと軽々しく言葉にできない思いがあります。
毎年書いているんですが、EDDYを立ち上げたきっかけの大きい部分を占めているものが9年前のあのときに東北にボランティアへ行って現地の方たちと時間を共有させてもらったときに感じた、「故郷の景色の大切さ」とそれを失ってしまう怖さ、そして大月市はまだ私が子供の頃からの景色が残っていて、それがどれだけ幸せなことか、と共に生まれ育ったこの町で生活していきたいという思いでした。
なので私たちEDDYにとってもこの日はとても特別で、いつもこの日がスタートなんです。
あの日の爪痕と今も戦っている人たちの明日が少しでも明るくありますように。
EDDY代表 高橋哲史